【2026年最新版】窓口精算可:アニコムとアイペットを徹底比較|年齢別保険料・補償内容・サービスの違いを完全解説

ペット保険

ペット保険を選ぶ際に必ず比較されるのが「アニコム」と「アイペット」です。動物病院の窓口で精算できる数少ない大手2社で、猫の飼い主にとって最初の検討候補になりやすい組み合わせです。

本記事では、補償内容・契約条件・実際の年齢別保険料データをもとに、両社の違いを整理します。

【結論】保険料だけで決められる比較ではありません。
保険料は年齢帯によって逆転します(70%プランなら0〜6歳はアイペット、7〜10歳はアニコム、11歳以降はアイペット)。ただし入院の補償額は2倍以上違い、補償が始まるまでの期間も違います。価格・補償・開始時期の3つを見たうえで、ご自身の条件で公式の見積もりを取ってください。

この記事でわかること

  • 2026年10月の商品改定で何が変わるか(猫の保険料はどうなるか)
  • 補償が実際に始まるのはいつか——待機期間と補償開始日の違い
  • 通院・入院・手術の補償額と、年間の補償限度額のちがい
  • 何歳まで加入できるか(シニア向けの選択肢を含む)
  • 0歳から15歳までの年齢別保険料(月払・年払)
  • 割増引制度・多頭割引・免責金額の条件

📌 社名変更について
アイペット損害保険株式会社は、2026年4月1日付で「第一アイペット損害保険株式会社」に商号を変更しました。親会社である第一生命ホールディングスのグループブランド統一に伴うもので、商品名や補償内容がこの変更によって変わるわけではありません。本記事では読みやすさのため、以降も「アイペット」と表記します。


【2026年10月】アイペットの商品改定で変わること

比較に入る前に、直近の変更をお伝えします。アイペットは2026年10月に商品改定を予定しており、公式に内容が公表されています。

時期変わること
2026年10月1日「うちの子動画で専門家相談」開始。全契約者が対象で、24時間365日Webから獣医師・トレーナー・栄養士に相談できる
2026年10月2日猫の保険料は据え置き(犬は1歳以上の70%・50%プランで年齢により4.6〜20.3%の引き上げ。30%プランは犬猫とも据え置き)
多頭割引が率から定額に変更。年払600円/月払50円
オンライン診療と、獣医師が処方した薬の配送が「通院」の補償対象に
「うちの子ライト」に50%プランを新設(従来は90%のみ)
※第一アイペット「2026年10月ペットに関する相談サービスの導入および商品改定について」(2026年6月29日付)より。既存契約は2026年10月2日以降の更新時から適用。オンライン診療の補償は10月2日から全契約に適用されます。

猫の飼い主にとって重要なのは2点です。

  • 猫の保険料は上がりません。この記事の保険料表は、10月以降も目安として使えます
  • オンライン診療が補償対象になります。通院が難しい猫や、遠方の専門医に相談したい場合に効いてきます

補償が実際に始まるのはいつ?——ここが一番誤解されます

比較記事でよく「アニコムは待機期間30日、アイペットは待機期間なし」と書かれます。これ自体は事実です。ただしこの書き方だと、アイペットなら申し込んですぐ使えるかのように読めてしまいます。

実際には、「待機期間」と「補償開始日」は別のものです。両方を見ないと、いつから使えるのかが分かりません。

2つの用語のちがい

  • 補償開始日(保険始期日):契約が始まる日。申し込んだ日ではありません
  • 待機期間:契約が始まったあと、一部の補償が受けられない期間

両社を時系列で並べると

アニコムアイペット
補償開始日ネット申込:手続完了日の1か月後
郵送:25日までに到着で翌々月1日
クレジットカード払い:申込受付日の翌月同日
口座振替:申込受付日の翌々月1日
待機期間始期日から30日間
この間はケガのみ補償
なし
病気の補償が始まるまで申込から約2か月申込から約1か月(クレジットカード払いの場合)
※各社公式サイトの記述(2026年8月28日確認)に基づく試算です。申込内容に不備があると、これより遅れることがあります。

どちらも「申し込んだその日から使える」わけではありません。差は約1か月です。「30日 vs 0日」ではなく「約2か月 vs 約1か月」と捉えてください。

アニコムの待機期間には、知っておくべき例外があります

公式FAQの記述はこうです。

初年度保険契約の始期日から30日間のことをいいます。ケガに関する診療費のみを補償し、待機期間中に発症した病気は、待機期間終了後も補償の対象となりません。※完治後、待機期間終了後に再発した病気は補償が可能です。※誤飲・熱中症は待機期間中、補償の対象となります。

アニコム損保「待機期間とはどういうものですか?」
  • 誤飲と熱中症は、待機期間中でも補償されます。子猫を迎えた直後に多いトラブルなので、これは実務上大きな意味があります
  • 待機期間中に発症した病気は、期間が終わっても補償されません。「30日待てば使える」ではない点に注意してください
  • ただし完治後、待機期間終了後に再発した病気は補償されます

👉 すでに気になる症状がある猫は、どちらの保険でも間に合わない可能性が高い——これが正直なところです。加入を考えるなら、健康なうちに動くのが原則です。

健康なうちに状態を記録しておくことは、保険とは別に意味があります。
→ 猫の健康診断はいつから受ける?年齢別の頻度・検査内容・費用の目安【体験談あり】


アニコムとアイペットの基本比較

項目アニコムアイペット
窓口精算〇〇
免責金額なしなし
多頭割引2頭目以降のご契約に適用2026年10月2日より年払600円/月払50円の定額
割増引制度あり(利用回数で翌年の保険料が変動)なし
待機期間あり(30日間・ケガのみ補償)なし
病気の補償開始申込から約2か月申込から約1か月(クレカ払い)
終身継続原則可能原則可能
保険料の上がり方15歳まで上昇し続ける9歳から終身据え置き
シニアの選択肢「どうぶつ健保しにあ」(8歳以上・上限なし)「うちの子」30%プラン(猫12歳11か月まで)
付帯サービスLINE保険金請求、腸内フローラ測定、どうぶつホットライン、迷子捜索など2026年10月より「うちの子動画で専門家相談」

補償内容(通院・入院・手術)の違い

アイペットには3つの補償割合があります。多くの比較記事は70%と50%しか扱いませんが、30%プランはシニア猫の受け皿として重要なので、あわせて載せます。

アイペット「うちの子」の3プラン

30%50%70%
通院9,000円まで
(年間22日)
12,000円まで
(年間22日)
12,000円まで
(年間22日)
入院9,000円まで
(年間22日)
12,000円まで
(年間22日)
30,000円まで
(年間22日)
手術40,000円まで
(年間2回)
100,000円まで
(年間2回)
150,000円まで
(年間2回)
年間補償限度額47.6万円72.8万円122.4万円
免責金額なしなしなし
新規加入年齢12歳11か月まで猫は9歳11か月まで
(犬は7歳11か月)
7歳11か月まで
※第一アイペット公式サイト「ペット保険『うちの子』の補償内容」(2026年8月28日確認)より。

年間補償限度額は、比較で最も見落とされる数字です。日額の限度をすべて使い切れるわけではなく、年間の総額に上限があります。70%と30%では2.6倍の差があります。

アニコムと並べると

項目アニコム70%アイペット70%アニコム50%アイペット50%
通院(日額)14,000円12,000円10,000円12,000円
通院日数年間20日年間22日年間20日年間22日
入院(日額)14,000円30,000円10,000円12,000円
入院日数年間20日年間22日年間20日年間22日
手術14万円/回15万円/回10万円/回10万円/回
手術回数年間2回年間2回年間2回年間2回

※アニコムの数値は記事作成時に公式サイトで確認したものです。同社は現在、基本保険料表・補償内容の詳細をPDFで提供しています。加入前に必ず最新版をご確認ください。

読み取れること

  • 通院の日額はアニコムが高い(70%で14,000円 vs 12,000円)。ただし日数はアイペットが2日多い
  • 入院は70%プランで2倍以上の差(14,000円 vs 30,000円)。長期入院や高額医療のリスクに備えるならここが効きます
  • 50%プランでは入院の差が縮まります(10,000円 vs 12,000円)。「アイペットは入院が強い」は70%プランに限った話です

実際にどのくらいかかるのかは、病気によって桁が変わります。
→ 猫のFIPは治る病気に|症状・治療・費用を獣医論文で解説


何歳まで加入できるか

シニア猫を迎えた方、加入が遅れた方にとって最も切実な項目です。「7歳11か月を過ぎたら入れない」わけではありません。

商品・プラン新規加入できる年齢注意点
アニコム「どうぶつ健保ふぁみりぃ」7歳11か月まで通院・入院・手術をカバー
アニコム「どうぶつ健保しにあ」8歳以上・上限なし通院の診療費は対象外。入院と手術のみ
アイペット「うちの子」70%7歳11か月まで入院日額が最も手厚い
アイペット「うちの子」50%猫は9歳11か月まで犬は7歳11か月まで
アイペット「うちの子」30%12歳11か月まで年間補償限度額47.6万円と補償は薄くなる
※両社公式サイト(2026年8月28日確認)より。

10歳を超えた猫でも、アニコムの「しにあ」かアイペットの30%プランという選択肢があります。ただしどちらも補償は限定的で、しにあは通院が対象外です。慢性腎臓病のように通院が中心になる病気を想定するなら、この違いは決定的です。

シニア期に増える病気の実際は、こちらをご覧ください。
→ 猫の慢性腎臓病とは?初期症状・検査・新薬AIMまで解説


条件面の違いを個別に見る

免責金額

免責金額とは、保険金請求時に自己負担となる金額のことです。両社とも設定がありません。アニコムは「1円からでも保険が使える」と表現しています。少額の通院が積み重なるタイプの猫では、この差が効いてきます。

アニコムの健康割増引制度

アニコムには、保険の利用回数に応じて翌年の保険料が変動する仕組みがあります。使わなければ安くなり、多く使うと高くなります。アイペットにはこの仕組みがありません。

参考として、記事作成時に確認した割増引率は以下のとおりです。

  • 0回:10%割引
  • 1〜5回:5%割引
  • 6〜19回:変動なし
  • 20〜39回:20%割増
  • 40回以上:50%割増

※公式サイトでは割増引率が図として掲載されているため、加入前に必ず公式サイトで最新の率をご確認ください。

2026年1月から、判定の運用が変わりました

アニコムは2025年10月に、健康割増引制度の運用ルール見直しを告知しています。

  • 従来の「始期月の3か月後」の判定に加えて、始期月の9か月後に再々判定が行われるようになりました
  • 始期から10か月を超えて判明した請求は、割増引の対象外になりました
  • 2026年1月の再々判定(2025年4月始期の契約)から適用

請求のタイミングによって翌年の保険料が変わりうる、という点は押さえておいてください。

多頭割引

  • アニコム:2頭目以降のご契約に対して割引が適用されます
  • アイペット:2026年10月2日より、率ではなく定額(年払600円/月払50円)に変更されます

どちらも金額としては大きくありません。多頭割引を主な判断材料にするのは避けたほうがよいでしょう。割引額より、補償内容と保険料の本体を見てください。

終身継続と、更新時の条件

両社とも原則として終身継続が可能です。ただし「加入し続けられること」と「同じ条件で続けられること」は別です。保険会社によっては、更新時に特定の傷病を補償対象から外す(特定傷病除外)といった条件変更が行われることがあります。

また、加入前にすでにかかっている病気は、原則として補償の対象外です。病歴によっては契約自体ができない場合もあります。この扱いは会社ごとに異なるため、各社の「重要事項説明書」で必ずご確認ください。

用語の意味から整理したい方は、こちらをどうぞ。
→ 猫のペット保険の選び方|比較で見るべき6つのポイントと加入前の注意点


【公式データ】年齢別保険料比較

両社が公表している基本保険料表から、猫の年齢別保険料を並べます。猫は15〜20年生きるため、15歳まで載せました。

⚠️ 数字をご覧いただく前に
以下は各社の公式保険料表(2026年8月28日確認)の金額です。割増引・多頭割引を適用する前の基本保険料で、実際のお支払額は異なります。アニコムは「どうぶつ健保ふぁみりぃ スタンダードタイプ」、アイペットは「うちの子」の金額です。
なおアイペットの猫の保険料は、2026年10月の商品改定でも据え置きと公表されています。

70%補償(月払 / 年払)

※月払が安いほう🟢

年齢アニコム
月払 / 年払
アイペット
月払 / 年払
0歳3,330円 / ―🟢2,990円 / 34,840円
1歳3,170円 / 34,590円🟢2,990円 / 34,840円
2歳3,180円 / 34,740円🟢2,990円 / 34,840円
3歳3,230円 / 35,200円🟢2,990円 / 34,840円
4歳3,350円 / 36,520円🟢3,120円 / 36,340円
5歳3,470円 / 37,840円🟢3,260円 / 37,950円
6歳3,640円 / 39,710円🟢3,550円 / 41,390円
7歳🟢3,860円 / 42,120円3,940円 / 45,880円
8歳🟢4,130円 / 45,100円4,410円 / 51,420円
9歳🟢4,460円 / 48,610円4,990円 / 58,190円
(以降 終身据え置き)
10歳🟢4,820円 / 52,600円4,990円 / 58,190円
11歳5,240円 / 57,110円🟢4,990円 / 58,190円
12歳5,700円 / 62,130円🟢4,990円 / 58,190円
13歳5,970円 / 65,140円🟢4,990円 / 58,190円
14歳6,080円 / 66,310円🟢4,990円 / 58,190円
15歳6,160円 / 67,220円🟢4,990円 / 58,190円
※アニコムの基本保険料表は1歳から15歳までの記載で、0歳の行はありません。0歳の金額は見積もりで確認した月払額です。

50%補償(月払 / 年払)

※月払が安いほう🟢

年齢アニコム
月払 / 年払
アイペット
月払 / 年払
0歳2,500円 / ―🟢2,400円 / 27,930円
1歳🟢2,380円 / 25,970円2,400円 / 27,930円
2歳🟢2,390円 / 26,080円2,400円 / 27,930円
3歳2,420円 / 26,410円🟢2,400円 / 27,930円
4歳2,480円 / 27,050円🟢2,470円 / 28,740円
5歳🟢2,570円 / 27,990円2,610円 / 30,350円
6歳🟢2,690円 / 29,330円2,850円 / 33,170円
7歳🟢2,850円 / 31,050円3,150円 / 36,720円
8歳🟢3,040円 / 33,140円3,530円 / 41,090円
9歳🟢3,270円 / 35,640円3,980円 / 46,420円
(以降 終身据え置き)
10歳🟢3,530円 / 38,490円3,980円 / 46,420円
11歳🟢3,820円 / 41,710円3,980円 / 46,420円
12歳4,150円 / 45,300円🟢3,980円 / 46,420円
13歳4,270円 / 46,530円🟢3,980円 / 46,420円
14歳4,340円 / 47,370円🟢3,980円 / 46,420円
15歳4,400円 / 48,010円🟢3,980円 / 46,420円

シニアから入るなら|アイペット30%プラン

12歳11か月まで加入できる30%プランの保険料も載せておきます。10歳を過ぎてから加入を検討する場合、実質的にここが入口になります。

年齢月払年払
0〜3歳1,780円20,740円
4歳1,850円21,600円
5歳1,930円22,500円
6歳2,090円24,390円
7歳2,300円26,800円
8歳2,560円29,770円
9歳〜終身2,870円33,420円
※年間補償限度額は47.6万円。70%プラン(122.4万円)の約4割です。

データから読み取れること

70%では、逆転が2回起きます

  • 0〜6歳:アイペットが安い
  • 7〜10歳:アニコムが安い
  • 11歳以降:再びアイペットが安く、差は開き続ける(15歳で月1,170円差)

ポイントはアイペットが9歳から終身据え置きになることです。ただし据え置き額(4,990円)よりアニコムが安い期間が10歳まで続くため、逆転するのは11歳からです。「10歳以降はアイペットが安い」と書かれることがありますが、正確には11歳からです。

50%では傾向が変わります

アニコムが1〜2歳と5〜11歳で安く、アイペットが安いのは0歳・3〜4歳と12歳以降です。70%プランの結論をそのまま持ち込むと判断を誤ります。

年払は約3%安くなります

アイペットは公式サイトで「年払がお得!」と案内しており、年払は月払12か月分よりおよそ3%安くなります。アニコムも同様の傾向です。たとえばアイペット70%の9歳以降なら、月払12か月分が59,880円に対し年払は58,190円で、年1,690円の差です。

ただし「安い=有利」ではありません

上の表は保険料だけの比較です。同じ70%プランでも、入院の日額は14,000円と30,000円で2倍以上違います。安いほうを選ぶことは、補償が薄いほうを選ぶことでもあります。

また、アニコムには割増引制度があるため、実際に支払う額は表の金額どおりにならないことがあります。ほとんど使わなければ表より安く、通院が多ければ表より高くなります。

この記事は特定の商品をおすすめするものではありません。ご自身の猫の年齢・健康状態・想定する通院頻度をもとに、両社の公式見積もりを取って比べてください。


条件別|まずどちらの見積もりを取るか

あなたの状況先に見るとよいのは理由
子猫から入って長く続けたいアイペット9歳から終身据え置き。15歳時点で月1,170円の差(70%)
できるだけ早く病気の補償を始めたいアイペット(クレカ払い)待機期間がなく、申込から約1か月で病気も補償
子猫の誤飲・熱中症が心配アニコム待機期間中でもこの2つは補償対象
通院が多くなりそうアニコム通院日額が高い(70%で14,000円)。ただし割増引で翌年上がる点に注意
入院・高額医療に備えたいアイペット70%入院日額30,000円、年間補償限度額122.4万円
あまり使わない自信があるアニコム無事故なら割引が効く
8〜9歳から加入したいアイペット50%猫は9歳11か月まで加入可能で、通院も対象
10歳以上から加入したい両方を比較アイペット30%(12歳11か月まで・通院あり)か、アニコムしにあ(上限なし・通院なし)
オンライン診療を使いたいアイペット2026年10月2日より通院の補償対象に

よくある質問(FAQ)

Q1. 結局どちらが安いのですか?

年齢と補償割合によって逆転します。70%プランでは0〜6歳はアイペット、7〜10歳はアニコム、11歳以降は再びアイペットが安くなります。ただし50%プランでは傾向が変わり、アニコムが1〜2歳と5〜11歳で安くなります。「今の保険料」だけで比べると判断を誤ります。猫は15〜20年生きるため、生涯にわたる推移で考えてください。また、安いほうが補償も薄い場合がある点にご注意ください。

Q2. 申し込んだらすぐに使えますか?

いいえ。どちらも申込日からすぐには使えません。アニコムはネット申込で手続完了日の1か月後に契約が始まり、さらに30日間の待機期間(ケガのみ補償)があるため、病気の補償が始まるのは申込から約2か月後です。アイペットは待機期間がありませんが、補償開始日はクレジットカード払いで申込受付日の翌月同日、口座振替で翌々月1日のため、病気の補償開始は申込から約1か月後になります。すでに気になる症状がある場合、どちらも間に合わない可能性が高いです。

Q3. 待機期間中に病気になったらどうなりますか?

アニコムの公式FAQは「待機期間中に発症した病気は、待機期間終了後も補償の対象となりません」としています。ただし例外が2つあり、誤飲と熱中症は待機期間中でも補償対象、また完治後に待機期間終了後に再発した病気は補償可能とされています。アイペットには待機期間がありません。

Q4. 割増引制度はメリットですか、デメリットですか?

使い方次第です。ほとんど使わなければ割引になりますが、通院が増えると翌年の保険料が上がります。持病があって通院が続く猫の場合は、負担が増える方向に働きます。逆に、大きな病気の備えとしてだけ持ちたい方には有利です。なお2026年1月から判定の運用が変わり、始期月の9か月後に再々判定が行われるようになりました。

Q5. 10歳を過ぎた猫でも入れますか?

入れる商品があります。アイペットの「うちの子」30%プランは12歳11か月まで、アニコムの「どうぶつ健保しにあ」は8歳以上で上限なしです。ただししにあは通院の診療費が対象外(入院と手術のみ)で、アイペット30%は年間補償限度額が47.6万円と抑えられています。シニア期は通院が中心になりやすいため、この違いは大きな判断材料になります。

Q6. 他社も検討したほうがいいですか?

この2社は窓口精算に対応している点が大きな特徴ですが、後日精算でよければ選択肢は広がります。待機期間のない会社や、多頭割引が手厚い会社もあります。8社を比較した記事もあわせてご覧ください。


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診療明細書や検査結果は、請求時にも転院時にも必要になります。残し方をまとめました。
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まとめ

  1. 保険料だけでは決まりません。同じ70%でも入院の補償額は2倍以上違います
  2. どちらも申込日からすぐには使えません。病気の補償開始は、アニコムで約2か月後、アイペットで約1か月後です
  3. 10歳を超えても選択肢はあります。ただし通院が対象かどうかを必ず確認してください
  4. 2026年10月にアイペットの商品改定があります。猫の保険料は据え置きで、オンライン診療が通院の補償対象になります
  5. 年間補償限度額は見落とされがちですが、プランによって2.6倍の差があります

比べるべきは「今月いくらか」ではなく、「その猫の一生のあいだ、必要なときに必要な額が出るか」です。この記事の数字を持って、両社の公式見積もりを取ってみてください。


出典・参考

  • 第一アイペット損害保険株式会社「当社の商号変更に関するお知らせ」 https://www.ipet-ins.com/info/38280/
    → 2026年4月1日付で「アイペット損害保険株式会社」から「第一アイペット損害保険株式会社」へ商号変更したことの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • 第一アイペット損害保険株式会社「2026年10月ペットに関する相談サービスの導入および商品改定について」(2026年6月29日付) https://www.ipet-ins.com/info/42102/
    → 2026年10月1日の相談サービス開始、10月2日の商品改定(猫の保険料は据え置き、犬は1歳以上の70%・50%で4.6〜20.3%の引き上げ、多頭割引の定額化=年払600円/月払50円、オンライン診療と処方薬配送の通院補償対象化、うちの子ライトへの50%プラン新設、既存契約は10月2日以降の更新から適用)の根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • 第一アイペット損害保険株式会社「ペット保険『うちの子』の補償内容」 https://www.ipet-ins.com/products/uchinoko/compensation/
    → 30%・50%・70%各プランの通院・入院・手術の限度額と年間日数・回数、年間補償限度額(47.6万円/72.8万円/122.4万円)、免責金額なし、新規加入可能年齢(30%は12歳11か月、50%は猫9歳11か月・犬7歳11か月、70%は7歳11か月)の根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • 第一アイペット損害保険株式会社「ペット保険の待機期間について」 https://www.ipet-ins.com/pet-insurance/waiting-period/
    → 「うちの子」「うちの子ライト」に待機期間がないこと、クレジットカード払いで最短1か月で補償が開始されることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • 第一アイペット損害保険株式会社「ペット保険『うちの子』の補償開始スケジュール」 https://www.ipet-ins.com/products/uchinoko/schedule/
    → 補償開始日がクレジットカード払いで申込受付日の翌月同日、口座振替で申込受付日の属する月の翌々月1日であることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「待機期間とはどういうものですか?」(よくあるご質問) https://faq.anicom-sompo.co.jp/faq/show/113
    → 待機期間が初年度保険契約の始期日から30日間であること、この間はケガの診療費のみ補償されること、待機期間中に発症した病気は終了後も補償対象外であること、完治後に待機期間終了後に再発した病気は補償可能であること、誤飲・熱中症は待機期間中も補償対象であることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「新規契約の申込みをした場合、保険はいつから使えますか?」(よくあるご質問) https://faq.anicom-sompo.co.jp/faq/show/3476
    → 「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「ぷち」「しにあ」で、郵送申込は毎月25日までに書類到着で翌々月1日から、インターネット申込は手続完了日の1か月後から契約が開始されることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「保険料・割引|どうぶつ健保ふぁみりぃ」 https://www.anicom-sompo.co.jp/products/insurance1/premium/
    → 多頭割引が2頭目以降の契約に適用されること、健康割増引制度が存在することの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「補償内容|どうぶつ健保ふぁみりぃ」 https://www.anicom-sompo.co.jp/products/insurance1/compensation/
    → 総合タイプの新規加入が7歳11か月までであること、免責金額の設定がなく「1円からでも保険が使える」とされていることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「補償内容|どうぶつ健保しにあ」 https://www.anicom-sompo.co.jp/products/senior/compensation/
    → 新規加入が8歳以上・上限なしであること、通院の診療費が保険の対象外で入院と手術のみを補償すること、補償割合が70%または50%であること、原則終身継続が可能であることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「健康割増引制度の運用ルールの一部見直しについて」(2025年10月6日付) https://www.anicom-sompo.co.jp/topics/2025/topics_0251006.html
    → 従来の始期月3か月後の判定に加えて始期月9か月後の再々判定が追加されたこと、始期から10か月を超えて判明した請求は割増引の対象外となること、2026年1月の再々判定(2025年4月始期の契約)から適用されることの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「どうぶつ健保ふぁみりぃ スタンダードタイプ 基本保険料表」(2018年12月改定) https://cs.anicom-sompo.co.jp/user/pdf/DK022-1812-00.pdf
    → 猫の1歳〜15歳の基本保険料(70%・50%、月払・年払)の根拠として使用。同表は1歳から15歳までの記載で0歳の行はありません(2026年8月28日確認)
  • 第一アイペット損害保険株式会社「ペット保険『うちの子』の保険料」 https://www.ipet-ins.com/products/uchinoko/fee/
    → 猫の年齢別保険料(30%・50%・70%、月払・年払)、0〜3歳が同額であること、9歳以降が終身据え置きであること、年払が月払より約3%安いことの根拠として使用(2026年8月28日確認)
  • アニコム損害保険株式会社「保険料はいくらですか?」(よくあるご質問) https://faq.anicom-sompo.co.jp/faq/show/221
    → 基本保険料が動物の種類・品種・年齢、商品、支払割合により異なること、基本保険料表がPDFで提供されていること、多頭割引や利用状況によって実際の保険料が調整されることの根拠として使用(2026年8月28日確認)

※本記事の年齢別保険料・補償内容・契約条件は、いずれも【2026年8月28日】時点で各社公式サイトの基本保険料表および商品ページにて確認した内容です。保険商品は改定されることがあるため、加入を検討される際は必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の保険商品への加入を推奨するものではありません。また、保険募集を行うものでもありません。筆者は保険の専門家ではありません。補償の可否や契約条件の詳細は、各社の「重要事項説明書」「ご契約のしおり・約款」をご確認いただき、ご不明な点は各保険会社へ直接お問い合わせください。

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