「ちゅ~るは塩分が高い」は本当?獣医学の論文と公式データで検証してみた

猫の健康

「ちゅ~るって、塩分が高いから猫に悪いんじゃないの?」

あの尋常じゃない食いつきの良さを見ていると、「これ、何か体に良くないものが入っているのでは……」と不安になるのも無理はありません。引き出しを開ける音だけで猫がダッシュしてくる、という家庭も多いはずです。

そこでこの記事では、「猫とナトリウム(塩分)」の関係を、実際に発表されている査読つきの論文や国際ガイドラインをベースに一つずつ整理していきます。ネット上の噂ではなく、出典をたどれる情報だけで検証するのが狙いです。

なお、本記事内の数値や書誌情報は、原則としてすべて一次資料(原著論文・公式サイト)に当たって確認しています。

📌 先に結論:ちゅ~るは塩分が高くて危険なの?

✅ 「ちゅ~るは塩分が高すぎて危険」という説を裏づける論文は、現時点では見つかりませんでした。
✅ ナトリウム(塩分)は「危険な成分」というより、水を飲ませて尿石症を防ぐための機能性成分という側面が大きい(複数の研究の共通見解)。
✅ 健康な猫であれば、ナトリウムに対する安全域はかなり広いことが複数の長期試験で確認されています。
✅ ちゅ~るの原材料に「食塩」の記載はありません(ナトリウムは魚などの原材料由来に加え、ミネラル類として調整)。公式開示値や第三者計測でみるかぎり、通常の給与目安量なら健康な成猫の安全域を大きく超える水準ではなさそうです。

⚠️ ただし腎臓病・心疾患などの持病がある猫は別問題。必ずかかりつけの獣医師に相談してください。


そもそも猫用フードの「塩分」とは何か

「塩分」と呼ばれているものの正体は、ミネラルの一種であるナトリウム(Na)です。人間の食品表示でおなじみの「食塩相当量」も、ナトリウム量から換算して算出されています。

ペットフードの世界でも同じで、ヨーロッパの業界団体であるFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)が、健康な成猫にとってのナトリウムの推奨量や安全上限の目安を示すガイドラインを公表しています。この基準は各国の論文でも比較対象としてたびたび引用されており、猫のナトリウムを語るうえでの一つの「物差し」になっています。

押さえておきたい2つの安全上限

数字が混乱しやすいので、先に代表的な2つの基準を整理しておきます。

基準安全上限(SUL)の目安換算値
FEDIAF(2018)3.75 g/1,000kcal ME約 375 mg/100kcal(乾物あたり約1.5%)
Nguyen et al.(2017)が提案740 mg/MJ ME約 310 mg/100kcal

2つの基準は表記の単位こそ違いますが、換算するとどちらも100kcalあたり310〜375mg程度とほぼ同じオーダーに収まります(Nguyen et al. の「740 mg/MJ ME」は、1 MJ ≒ 239kcal で換算すると約310 mg/100kcal)。本記事の後半で行う試算は、この換算値を基準に比較します。

なお、上の「乾物あたり約1.5%(15 g/kg DM)まで安全」という水準を示しているのはFEDIAFです。米国のNRC(National Research Council, 2006)は、猫のナトリウムについて明確な「安全上限(SUL)」を設定していません(十分なデータがないためとされます)。いずれにせよ、塩中毒などの急性症状が出るのはこの水準をさらに大きく上回るレベルであり、日常の食事で問題になる範囲とはかなり隔たりがあります。


論文で見る「高ナトリウム=危険」説の真偽

「そもそも猫にとって、高ナトリウムは本当に危険なのか?」を、4つの観点(論文・国際ガイドライン)から見ていきます。

1. ナトリウムの総説(2017年):目的は「血圧を上げること」ではない

ナトリウムに関する総説(Nguyen et al., 2017。著者にはFEDIAFの栄養ガイドライン策定に関わる研究者が含まれます)では、猫用フードにナトリウムを増やす主目的は血圧を上げることではなく、飲水量と尿量を増やして尿石症(尿路結石)のリスクを下げることにあると整理されています。

このレビューは、尿路結石・血圧・心血管系・腎臓への影響について複数の試験結果を検証したうえで、健康な猫において高ナトリウムが血圧を上げるという明確な証拠は見当たらず、長期の試験でも有害な影響は確認されなかったと結論づけています。

そのうえで、安全上限(SUL)として 740 mg/MJ ME(≒310 mg/100kcal) という、かなり余裕のある数値を提案しています。

Nguyen, P., Reynolds, B., Zentek, J., Paßlack, N., & Leray, V. (2017). Sodium in feline nutrition. Journal of Animal Physiology and Animal Nutrition, 101, 403–420. DOI: 10.1111/jpn.12548.

2. 成猫での6ヶ月間の比較試験(2009年):有意差なし

高ナトリウム食(乾物あたりナトリウム1.11%)と低ナトリウム食(同0.55%)を、平均年齢7歳の成猫に6ヶ月間与えて比較した試験があります。

血圧、腎機能の指標、水分状態、骨ミネラル量、体重、食事量などを比較したところ、両グループの間に統計的に有意な差は見られず、高ナトリウム群でも悪影響は確認されませんでした。少なくとも中期的なスパンでは、高ナトリウムによる健康悪化は確認されていない、という結果です。

Xu, H., Laflamme, D.P.L., & Long, G.L. (2009). Effects of dietary sodium chloride on health parameters in mature cats. Journal of Feline Medicine and Surgery, 11(6), 435–441. DOI: 10.1016/j.jfms.2008.10.001.

さらに近年では、健康な高齢猫を対象に5年間にわたって高塩分食の安全性を検証した長期試験(通称PEANUT study, Reynolds et al., 2024)も発表されており、腎機能・心機能の面で問題は認められなかったと報告されています。短中期だけでなく、長期でも同様の傾向が確認されつつある、という点は押さえておいてよいでしょう。

Reynolds, B.S. et al. (2024). Long-term safety of dietary salt: A 5-year prospective randomized, blinded and controlled study in healthy aged cats (PEANUT study). Journal of Veterinary Internal Medicine, 38(1), 285–299. DOI: 10.1111/jvim.16952.

3. ナトリウムは「水を飲ませる設計」でもある

猫の飲水量に関わる要因を整理したレビューでは、食事の形状(ドライかウェットか)やたんぱく質量と並んで、ナトリウムの量が飲水量に影響する主要な要因の一つとして挙げられています。

つまりナトリウムは「余計な成分」ではなく、猫に意図的に水を飲ませ、尿を薄めて結石をできにくくするための栄養設計として使われている側面が大きい、ということです。実際、尿石ケア用のフードは、この目的のためにあえてナトリウムを高めに設計していることがあります。

猫の飲水量と尿の濃さは、腎臓や尿路のトラブルと直結します。ドライフード中心の食生活が抱えるリスクについてはこちらで解説しました。
→ 猫のドライフードだけは危険?水分と腎臓・尿路の関係を解説

結石そのものについては、2つのタイプと予防法をまとめています。
→ 猫の尿路結石とは?2大タイプの違いと今日からできる予防法

Kosmal, P.A.L., Shoveller, A.K., Gillies, G., & Armstrong, L.E. (2026). Diet format, protein, amino acids, salt, and osmolytes, as well as water viscosity, affect water consumption in domestic cats: a scoping review of 32 publications (1975–2025). Journal of Animal Science, 104, skaf434. DOI: 10.1093/jas/skaf434

4.「腎臓が悪いなら減塩」は猫にそのまま当てはまらない

人間の医療では「腎臓が悪いなら塩分も控える」がセオリーです。しかし猫では事情が異なります。

猫の慢性腎臓病(CKD)に関する国際ガイドライン(ISFM)では、腎臓病の療法食の主眼はたんぱく質とリンの制限にあると位置づけられています。ナトリウムについては、極端に制限するとレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)という体内の血圧・体液調整機構が刺激され、かえって腎臓に負担をかける可能性があると指摘されています。

一方で、実際に販売されている腎臓病用の療法食は、健康な成猫用フードに比べてナトリウムを抑えた設計になっているのも事実です。これは「ナトリウム単独が悪さをする」というより、リンなど他の負担要因と合わせて総合的に腎臓への負荷を下げるという設計思想と理解するのが実態に近いと言えます。

Sparkes, A.H. et al. (2016). ISFM Consensus Guidelines on the Diagnosis and Management of Feline Chronic Kidney Disease. Journal of Feline Medicine and Surgery, 18(3), 219–239. DOI: 10.1177/1098612X16631234.

腎臓病の食事管理で中心になるのはリンとたんぱく質です。ステージごとの考え方や、療法食をいつから始めるかについてはこちらでまとめました。
→ 猫の慢性腎臓病とは?初期症状・検査・新薬AIMまで解説

ここまでのまとめ

これら4つの観点を踏まえると、ナトリウムは猫にとって「危険な成分」というより、「機能性成分」として捉えるほうが実態に近そうです。

  • 人間では高塩分摂取と高血圧の関連が強く示されていますが、猫では今のところ同じような関係は確認されていません。
  • ただしこれはあくまで「健康な猫」の話。腎臓病や心臓病を抱えた猫では、別の考慮が必要になります。

市販キャットフードのナトリウム量はどのくらいか

理論はわかったところで、実際に流通しているフードの数値を見てみましょう。

1. 日本の市販キャットフードを分析した研究

日本国内で流通するキャットフードのカルシウム・リン・ナトリウム含有量を調べた研究では、総合栄養食(ドライ12種・ウェット12種)に加え、間食用ウェット10種も分析対象になっています。

この研究の抄録によると、総合栄養食どうしの比較では、ドライとウェットの間でカルシウム・リン・カルシウム/リン比・ナトリウムのいずれにも有意差は認められませんでした。一方で、間食(ウェット)はカルシウムとカルシウム/リン比が有意に低い傾向にあり、総合栄養食のなかにもカルシウム/リン比が1以下と低い製品が存在した(とくにウェット製品で多い傾向)と報告されています。なお、この発表は学会の一般演題(抄録)であり、個別の商品名や製品ごとのナトリウム値までは公表されていません。

五木田紅葉, 菅原莉子, 茂木優歩, 小田民美, 森昭博(2024)「日本で流通しているキャットフードのカルシウム、リン、ナトリウム含有量の調査」ペット栄養学会誌, 27(Suppl), suppl_29–suppl_30. DOI: 10.11266/jpan.27.Suppl_suppl_29(一般演題抄録)

2. 海外のウェットフードを分析した研究

市販ウェット25製品(うち猫用12製品)のリン・ナトリウム含有量を分析した海外研究では、すべての製品でナトリウムが最低必要量を上回っており、猫用12製品のうち3製品が、FEDIAFの安全上限(1,000kcalあたり3.75g)を超えていたと報告されています。

裏を返せば、大半の製品は安全上限の範囲内に収まっていた、ということでもあります。

Brunetto, M.A., Zafalon, R.V.A. et al. (2019). Phosphorus and sodium contents in commercial wet foods for dogs and cats. Veterinary Medicine and Science, 5(4), 494–499. DOI: 10.1002/vms3.183.

3. 腎臓病用療法食・低ナトリウムラインの実例

腎臓病用の療法食は、リンとナトリウム(場合によってはたんぱく質も)を抑えた設計が一般的です。ちゅ~るを販売するいなばペットフードも「腎臓の健康維持に配慮」したシリーズを展開しており、通常品に比べてリンとナトリウムを調整していることを商品情報に明記しています。動物病院専用の「エネルギーちゅ~る」シリーズには、リンとナトリウムを通常品のおよそ半分に抑えた製品もあります。

なお、CIAOちゅ~る(まぐろ)の原材料表示を見ると、「食塩」は原材料に記載されていません。ただしナトリウムは、魚などの原材料由来に加えて「ミネラル類(Na、P、Cl)」として調整(添加)されています。「食塩そのものは使っていないが、ナトリウムは栄養設計として加えられている」と理解するのが正確です。

いなばペットフード株式会社「CIAO ちゅ~る まぐろ」商品情報ページ(原材料名)


ちゅ~るの塩分は結局どうなのか(実測データ照合)

1. 公式に開示されている数値からの試算

いなばの公式商品ページには、一部製品について「標準分析値」としてナトリウムの数値が掲載されています。以下の試算は、公式にナトリウム値が確認できた低ナトリウム設計の2製品を対象にしたものです(もっとも一般的な「CIAOちゅ~る 総合栄養食 まぐろ」は、公式にナトリウム値が公表されていないため試算対象外です)。

1本(14g)あたりのナトリウム量

製品(低ナトリウム設計)ナトリウム濃度1本あたり
製品A0.06%14g × 0.06% = 約8mg/本
製品B0.14%14g × 0.14% = 約20mg/本

カロリーあたりに換算して安全上限と比較

製品ナトリウム換算値安全上限との比較
製品A0.06%約 70 mg/100kcal上限(約310〜375 mg/100kcal)を大きく下回る
製品B0.14%約 140 mg/100kcal上限を下回る

FEDIAF・Nguyen et al. が示す安全上限はおおむね 100kcalあたり310〜375mg 程度。今回確認できた2製品は、いずれもこの上限を大きく下回っていました。

⚠️ これらは「標準分析値」であり、原料のロットや季節変動で多少前後する参考値です。通常品(無印)のちゅ~るは公式にナトリウム値が開示されていないため、同じ精度での試算はできません。ただし、次に見る第三者の塩分計測データでは、通常品まぐろ味の塩分濃度は0.5%前後(ナトリウム換算で約0.20%相当)と報告されており、この水準であれば安全上限(約310〜375 mg/100kcal)を大きく超える可能性は低いと考えられます。

2. 第三者による塩分計測データとの照合

公式に開示されていない「無印のちゅ~る」については、塩分計で独自測定しているブログ・メディアがいくつかあり、内容はおおむね一致しています。

  • モモブログ:「まぐろ&贅沢サーモン」を3回測定し、いずれも塩分濃度0.5%。フレーバーにより0.4〜0.6%程度の幅。
  • CHERIEE:「まぐろ」0.5%、「腎臓の健康維持に配慮 まぐろ」0.2%、「とりささみ」0.6%と報告。
  • ねこうぇぶ:猫用ウェットフード全般の塩分濃度を測定・比較している。

ここで注意したいのは、これらが測定しているのは「塩分濃度(食塩相当量)」であり、公式サイトの「ナトリウム(元素としてのNa)」とは厳密には別の指標だという点です。食品表示の換算式(ナトリウム量(mg) = 塩分(g) × 1000 ÷ 2.54)で引き直すと、通常まぐろ味の塩分濃度0.5%はナトリウム換算でおよそ0.20%相当。これは公式開示の低ナトリウム2製品(0.06%・0.14%)より高い水準で、「通常品より低ナトリウム版のほうが少ない」という順序関係は、公式データと独立した実測データの両方で一致しています。

複数の独立した検証を突き合わせても、「ちゅ~るの塩分が飛び抜けて高い」と判断できるデータは見当たらず、通常品・低ナトリウム版のいずれも、一般的な猫用ウェットの範囲(塩分濃度でおよそ0.2〜0.8%程度)に収まっていると言えそうです。

📄 塩分計測データの出典はいずれも個人・メディアによる検証結果であり、査読論文ではありません。参考値として扱ってください。


まとめ:ちゅ~るとの付き合い方

これまでの内容を整理すると、次のようになります。

  • 「嗜好性が高い=塩分が高い」という単純な図式は、少なくとも現時点の研究や試算からは裏づけられません。
  • ナトリウムは猫にとって「危険な成分」ではなく、水を飲ませて尿石症を防ぐための「機能性成分」としての側面が大きいです。
  • 健康な猫であれば、ナトリウムに対してかなり広い安全域があります。
  • 尿石対策フードは、意図的に高ナトリウムに設計されていることがあります。
  • 腎臓病の療法食は、逆に意図的に低ナトリウムに設計されています。
  • ちゅ~るの原材料に「食塩」の記載はない(ナトリウムはミネラル類として調整)。公式開示値や第三者計測の範囲では、通常の給与目安量なら健康な成猫の安全域を大きく超える水準ではなさそう。

与え方の目安

いなばの公式FAQでは、おやつは1日に必要な総エネルギー量の約20%以内を上限とし、具体的な本数は各商品パッケージの給与目安に従うよう案内されています。残りは総合栄養食でバランスを取り、おやつはあくまで補助、というスタンスが安心です。

ここで大切なのが、「総合栄養食」と「一般食(おやつ)」の区別です。ちゅ~るのような製品は、それだけで栄養がまかなえるものではありません。フード選びの基本はこちらで解説しています。
→ キャットフードの選び方|総合栄養食の表示で何が保証されるか

また、おやつのカロリーは体重管理の面でも見落とされがちです。与えた分だけ主食を減らす、という「追加ではなく置き換え」の考え方が基本になります。
→ 猫のぽっちゃりは肥満?手で見分ける方法と安全なダイエット

⚠️ 持病がある猫は要注意
腎臓病や心疾患などの持病がある猫では、ナトリウムを含めた食事管理の考え方が大きく変わります。持病のある猫におやつを与える場合は、必ずかかりつけの獣医師に相談したうえで判断してください。


よくある質問(FAQ)

ちゅ~るには塩(食塩)が入っていますか?

CIAOちゅ~る(まぐろ)の原材料表示に「食塩」は記載されていません。ただしナトリウムは、まぐろなどの原材料由来に加えて「ミネラル類(Na、P、Cl)」として調整(添加)されています。「食塩そのものは使わないが、ナトリウムは栄養設計として含まれる」と理解するのが正確です。

ちゅ~るは1日に何本まで与えていいですか?

いなばの公式FAQでは、おやつは1日の総エネルギーの約20%以内が上限とされ、具体的な本数は各商品パッケージの給与目安に従うよう案内されています。残りは総合栄養食で栄養バランスを取りましょう。体格・年齢・健康状態でも適量は変わります。

塩分が高いと猫は高血圧になりますか?

人間では高塩分と高血圧の関連が強く示されていますが、健康な猫では現時点の研究で同様の明確な関連は確認されていません。ただし持病がある猫は別で、獣医師の判断が必要です。なお猫の高血圧は、腎臓病や甲状腺機能亢進症に伴って起こることが多く、塩分よりも基礎疾患のほうが問題になります。シニア期は健康診断で血圧を測っておくと安心です。

腎臓が悪い猫にちゅ~るはNGですか?

一律にNGとは言えませんが、腎臓病の食事管理はナトリウムだけでなくリンやたんぱく質も関わる複合的な問題です。低リン・低ナトリウムに配慮したシリーズもありますが、与える前に必ずかかりつけの獣医師に相談してください。腎臓病の食事管理の考え方は慢性腎臓病の記事で詳しく解説しています。


参考文献・出典

査読論文・国際ガイドライン

  1. Nguyen, P., Reynolds, B., Zentek, J., Paßlack, N., & Leray, V. (2017). Sodium in feline nutrition. Journal of Animal Physiology and Animal Nutrition, 101, 403–420. DOI: 10.1111/jpn.12548. — SUL提案値 740 mg/MJ ME(≒約310 mg/100kcal)。
  2. Xu, H., Laflamme, D.P.L., & Long, G.L. (2009). Effects of dietary sodium chloride on health parameters in mature cats. Journal of Feline Medicine and Surgery, 11(6), 435–441. DOI: 10.1016/j.jfms.2008.10.001.
  3. Reynolds, B.S. et al. (2024). Long-term safety of dietary salt: A 5-year prospective randomized, blinded and controlled study in healthy aged cats (PEANUT study). Journal of Veterinary Internal Medicine, 38(1), 285–299. DOI: 10.1111/jvim.16952.
  4. Kosmal, P.A.L., Shoveller, A.K., Gillies, G., & Armstrong, L.E. (2026). Diet format, protein, amino acids, salt, and osmolytes, as well as water viscosity, affect water consumption in domestic cats: a scoping review of 32 publications (1975–2025). Journal of Animal Science, 104, skaf434. DOI: 10.1093/jas/skaf434
  5. Sparkes, A.H. et al. (2016). ISFM Consensus Guidelines on the Diagnosis and Management of Feline Chronic Kidney Disease. Journal of Feline Medicine and Surgery, 18(3), 219–239. DOI: 10.1177/1098612X16631234.
  6. 五木田紅葉, 菅原莉子, 茂木優歩, 小田民美, 森昭博(2024)「日本で流通しているキャットフードのカルシウム、リン、ナトリウム含有量の調査」ペット栄養学会誌, 27(Suppl), suppl_29–suppl_30. DOI: 10.11266/jpan.27.Suppl_suppl_29
  7. Brunetto, M.A., Zafalon, R.V.A. et al. (2019). Phosphorus and sodium contents in commercial wet foods for dogs and cats. Veterinary Medicine and Science, 5(4), 494–499. DOI: 10.1002/vms3.183.

ガイドライン・公式情報

  1. FEDIAF (2018) Nutritional Guidelines — ナトリウム安全上限 3.75 g/1,000kcal ME。
  2. National Research Council (2006). Nutrient Requirements of Dogs and Cats. National Academies Press.
  3. いなばペットフード株式会社「ちゃおちゅ~る FAQ」(おやつは1日の総エネルギーの約20%以内。本数は各商品パッケージの給与目安を参照)
  4. いなばペットフード株式会社 各種商品情報ページ(CIAO ちゅ~る まぐろ の原材料名、腎臓の健康維持に配慮/低リン低ナトリウム 各シリーズの保証成分値)

第三者による実測データ(参考値/非査読)

  1. モモブログ「ちゅ~る 塩分計測」 https://momocat.work/ciao-04
  2. CHERIEE「ちゅ~る 塩分に関する記事」 https://cheriee.jp/articles/15943/
  3. ねこうぇぶ「猫用ウェットフードの塩分について」 https://nekoweb.jp/salt-wetfood/

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の猫の健康状態に関する診断や治療方針を示すものではありません。持病のある猫の食事については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

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